豪ドルのファンダメンタルズ分析方法と指標について
豪ドルでファンダメンタルズ分析を行う際にどのような指標を見て行けば良いのか
ご紹介致します。
各国の指標が知りたい場合はこちらから ⇒ ファンダメンタルズ分析で役立つ各国の指標についての説明
RBA政策金利発表
豪ドルは高金利通貨として人気が高かった為、なぜか現在も政策金利に注目が集まっています。
金利が高くなれば、利息(スワップ)も増えるので、通貨として人気が出ます。
2019年には、利上げが予想されますので、予想通り動くか注目していくと良いでしょう。
新規雇用者数・失業率
豪ドルの政策金利は、雇用統計に左右されやすく、雇用者数がをみて
国内生産(GDP)を見る傾向があり、インフレ率2~3%を目標にしています。
雇用が良ければ、金利上昇になりやすくなりますので、雇用の結果によって
政策金利の見通しが出来るようになります。
小売売上高
こちらも金利の見通す上で重量な指標になります。
景気が良くなれば、金利も上昇して豪ドル上昇につながりますので
まずは、小売り高上昇 ⇒ GDP上昇 ⇒ 金利上昇 ⇒ 豪ドル上昇と言ったような
見通しが可能になってきます。
ウエストパック消費者信頼感指数
ウエストパック銀行とメルボルン研究所が調査した消費者の景況感を表した数値で
100を規準として、高い低いにより景気の傾向が読み取れます。
100以上は金利上昇に結び付き易くなるので、分かり易い指標かと私は思います。
RBA理事会議事録
RBA理事会議事録では、金利対策についての議事録の発表になるので
対策内容を確認する事が出来ます。
結果、今後の金利の動きがどのように動くのか見通し易くなります。
原油価格
豪州は、資源国家でもあるので、原油などの資源関連の情報にも目を向けると良いでしょう。
特に原油価格は、全世界共有の資源になりますので、消費が多いと景気が良くなると思われ
結果、豪ドル上昇に結び付きます。
中国のGDP
豪州の輸出先として、一番輸出しているのが中国です。
その中国の景気が良ければ、輸出量も増えて、結果豪州の景気が良くなります。
豪州の景気が良くなれば、それだけ金利上昇になりやすくなりますので、
中国の景気も良ければ、豪ドルも上昇に結び付きます。
中国のCPI
中国のCPI(消費者物価指数)が良ければ、中国のGDPが良くなる訳ですから
豪ドル景気上昇 ⇒ 金利上昇となりやすくなります。
その他、豪ドルのに関係するニュース
号ドルに関係するニュースは、中国に関するものとカナダに関するものになると思います。
中国に関しては、最大の輸出国の為、中国の景気に関するニュースにより、
豪ドルが大きく動きます。
例えば、2018年~2019年に関しては、米国の中国に対する関税の話題が大きく
関税が多くなると、中国⇒米国の輸出量が減り、中国の景気が後退し豪州の輸出量が減るので
豪ドル安になりやすい傾向があります。
また、カナダについては、資源国家の為、原油価格などにも響きますので、
カナダの指標が悪いと、豪ドル安になりやすくなります。